2021年2月26日金曜日

在校生にとっては「卒業式」

本日,6年生を送る会を実施しました。本校第6代校長志村隆先生が,「6年生や教職員には本当の卒業式があるが,卒業式に参加できない 在校生にとっては,6年生を送る会が,お世話になったお兄さんお姉さんにありがとうの気持ちを伝える『卒業式』。大切にしなければいけ ない」と教職員に訓話されたことを記憶しています。本当にそうだなと,6年生を送る会に参加する度に思います。今年の6年生を送る会は, 本年度の他の行事同様,コロナ感染対策を重視した,例年とは異なる形式で行いました。その1例が,3密を回避するため,6年生には体育 館に居てもらい,1年生から5年生までが代わる代わる体育館を訪れ,学年発表を通して感謝の気持ちを伝えるという形式にしました。月曜 日のblogにも記しましたが,全校児童が一堂に会して6年生に感謝の気持ちを伝えると言うことが出来ないため,貧弱な会となり,6年生に 可愛そうなことにならないかということを,私は非常に心配しました。しかし,各学年の発表が始まるや,私の心配は霧のように消えていき ました。なぜなら,体育館いっぱいに在校生の気持ちが満ち溢れ,どれもこれも各学年のよさが溢れた素晴らしい発表だったからでした。 私は,各発表を見ながら,これこそ学校生活(集団生活)のよさ,異年齢,皆で生活を共にすることのよさだなと強烈に感じました。6年生 が私の「送る会はどうでしたか?」の問いに,口々に「満足した」と答えてくれたことが,何よりの評価でした。あえて,演目はお伝えしません。 「校長先生は感激したらしいよ」との言葉を添えていただきながら,何をしたのかお子様に直に聞いていただきたいと思います。最後の写真は, 各学年の発表を真剣に見入る6年生です。

2021年2月24日水曜日

自信を育む

『ドラえもん 7巻』に,のび太の言葉として「いちばんいけないのは 自分なんかだめだと 思いこむことだよ」というのがあるそうです。 失礼ながら,のび太が言うのか?と疑いたくもなりますし,むしろそれ程深い言葉だと思います。いま教育界に課されている課題の1つに, 自己有用感をいかに子どもたちに育むか,簡単に言うと,生きる力としての自信をどの子にも育てていくという課題があります。叱るばかりでは なく,むしろ褒めて育てるということ。大切なことだと思います。それ故,年度初めに「校長賞」なる機会を設け,子ども達にチャレンジして もらった次第です。来年度も,努力した全ての子どもに光が当たるよう,「校長賞」を企画したいと思います。今日は,「常永小学校横断幕標語 コンクール」,「教育祭県下小中学校図工・美術作品展の部」,「教育祭県下小中学校書き初め大会」で優秀な成績を修めた子ども達への賞状 伝達式を行いました。三密対策の一環で,代表者限定の伝達式となってしまいました。昨日の山日新聞に,過日4年生が実施した「バリアフリー 教室」の記事が掲載されたので,御紹介します。児童下校後,先生方は校内研修の一環として,中北教育事務所が作成した「授業改善」に係る ビデオを視聴し,よい授業のポイントについて確認を行いました。

2021年2月22日月曜日

6年生Week Start!

今週末,本校では「6年生を送る会」を予定しています。6年生にとっては,卒業式と並ぶ意味ある会です。ところが・・・3密回避のため, 従来どおりの形では行えません。そこで,先生方が知恵を絞ってくれています。その1つが,卒業していく6年生一人ひとりの紹介です。 例年ならば,全校児童が一堂に会する体育館で,一人ひとりにスポットライトを当て,そこで一言添えて紹介します。ところが,今年はそれが 出来ません。6年生一人ひとりがヒーローになる瞬間が・・・。そこで,どうするか。金曜日までの3日間,今日と水曜日と木曜日を使って 1日に1クラスずつ,六年生をテレビ放送で紹介しようという話になりました。今日はその初日。6年1組30名が,「小学校生活で一番の 思い出は?」か,「タイムマシーンがあったら,何したい?」か,はたまた「中学校では,どの部に入部したい?」の3つの質問の内,自分が 答えやすい質問に答える形で,一人ひとりが画面にどアップの中,答えるというスタイルで紹介されました。90人,一瞬かもしれませんが 誰もがヒーロー。人生において,幼少期において大切なことだと思います。もう一題。3年生は今,国語の授業で,「私たちの学校自慢」 という学習に取り組んでいます。要は,調べて,まとめて,発表する学習です。3年3組のおりこう5人組が,校長室を訪問してくれました。 質問は,常永小ではなぜ,職員室と言わず公務センターと言うのか。なぜ,廊下と言わずコリドールと言うのかでした。可愛い訪問者,大歓迎!! お詫び・・・過日のblog,学校便りで飯喰が飯食になっていました。大変失礼致しました。

2021年2月19日金曜日

保護者への「子育て応援メッセージ」

授業参観,それに続けての学年PTA総会への御出席,誠に有り難うございました。その資料の中に,私からの推薦図書として「保護者への『子 育て応援メッセージ』」と副題の付いた北 俊夫著『保護者と語りたい子育て話題50』の手作りチラシをお入れさせていただきました。 早速,リクエストがありお貸ししたところ,感想が寄せられました。「●男には,目標を持てるように,先ずは小さい計画を立ててから実行 していきたいです」。「●子には,『早く早く』と言うのを減らそうと思います」。「人生手帳や読書の時間をつくるなど,家族でやってみ たいです」。「本から子育てのヒントをいただいたり,勇気をいただいたりしました」。「『育てたように子は育つ』が一番心に残りました」。 皆様,一度,お手にとることをお薦めします。

2021年2月18日木曜日

590台のパソコン搬入

「GIGA(ギガ)スクール構想」という言葉を耳にされたことはございますか。簡単に言うと,「義務教育を受ける児童生徒のために、1人1台のパソ コンとそのパソコン使用を支える高速ネットワーク環境を整備する計画」のことです。本校では既に,この高速ネットワークの環境整備(高速で 大容量の情報をやり取りする無線LANの整備)は完了し,本日めでたく,来春より子ども達に貸与する一人1台あてのノートパソコン590台 の搬入が行われました。一人1台といっても,とかく40台のパソコンを使い回す方法もある中で,今回は正真正銘の一人1台です。文部科学省 に依ればこのパソコンを活用することにより,「学習活動の一層の充実,主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善」を図るとしています。 はてさて,その具体的姿とは。宝の持ち腐れにだけはしてはならないことは真理ですが,私たち学校・教師には,小学校6年間を通じてパソコンを 十分に活用させ,豊かな人生を切り開く資質と能力の基礎を培わせるという命題が残ります。本校は,文部科学省及び山梨県教育委員会から 外国語教育の改善を目指す研究という宿題が既に与えられています。パソコンの有効活用も行わねばならないし・・・。課題山積です。

2021年2月17日水曜日

「優しさ」を備えた一流の大人になるために

4年生は本日,国土交通省関東運輸局山梨運輸支局様主催の「バリアフリー教室」を開催しました。山梨県バス協会様及び山梨県タクシー協会様 が協賛し,山梨交通様,第一交通タクシー様,介護センター花岡様が協力という大きな事業ゆえ,1台ウン千万円の最新ノンステップバス(しかも 新車)が来るは,県内には数台しか無い車椅子ごと乗車できるタクシーは来るはで,めったに体験できないバリアフリー教室ができました。更に, 国交省様主催,複数の業界団体様が協賛故,メディアも多数取材に訪れ,正直,受け入れ側の私たちが戸惑う状況でした。ところが,4年生は 全くもって立派で,6年生,3年生と同じくお客様・講師の話をしっかり聞き,「車椅子補助」,「白杖体験」等などを上手に行っていました。 あまりに素晴らしい態度だったので,私は思わず昼の校内放送で4年生を褒めてしまいました。(あえて申し上げますが,「教師に言われたから」 では全くなく自然体でした。)NHK,UTY,日本ネットワークサービスの放映時間は,メールでお伝えしたとおりです。また,山梨日日新聞様 におかれては,明日の朝刊に掲載予定だそうです。中でもNHK様は,大変興味深く捉えていただいたようで,お帰り際に「できたら,少々長めに 取り上げますね」とおっしゃって下さいましたが「果たして,鑑定やいかに?!」(「お宝鑑定団」のナレの口調で読んで下さい)。

2021年2月16日火曜日

ありが鯛(たい)

昨日の天気とはうって変わり,風が出てきたものの春を思わせる穏やかな日差しでした。保護者の皆様はお忙しく,御覧になる暇も無かった かと思いますが,雪をかぶった富士山が,青空を背に,日を浴びて輝いていました。そんな穏やかな中,1年生は担任の先生の電子オルガンに 併せて,鍵盤ハーモニカで子犬のマーチを演奏していました。このblog,音をお伝えできず,誠に残念ですが,保護者の皆様にもお聴かせし たくなるほど,しっかりと合奏になっていました。さて,本日は,今日の「給食」について御報告します。これまでも,コロナにより販路が 閉ざされた甲州牛,甲州地鶏といった高級食材が,国の補助金を活用して給食に提供されている様子について,写真付きでお伝えしてきま した。そんな中,本日は,ナ・ナ・ナント,愛媛産の鯛が,どの子にも1切れずつ提供されました。しかも,小骨を全て取り去き,食べやすくし た鯛を,栄養教諭の笹本先生達,給食センターの皆さんが塩麹で味付けし,鯛の塩麹焼きとして供してくれました。とかく,ハンバーグとか ブラウンシチューといった洋風の味になじみの深い子ども達に,この噛めば噛むほどうまみが出る上品な味に舌鼓を打ってほしいと考えた私 は思わず校内放送のマイクを握り,「味わって食べて下さい」とアナウンスしてしまいました。心なしか,校舎内がシーンとして,子ども達が 全集中で鯛を味わっている空気が校長室にまで届きました。是非,夕食のおりに,お子さんの感想を聞いてみて下さい。ちなみに,今晩は,あじの 開きは避けた方が良いかもしれません。出過ぎたアドバイス,失礼しました。