2020年7月31日金曜日

1学期終了

With Coronaの1学期を,1人の罹患者を出すこと無く,終えることができました。これもひとえに,保護者・地域の皆様方の御理解と御協力あってのことと感謝申し上げる次第です。今日は,これまたCorona対策として,校内テレビ放送を使って,終業式を行いました(上の写真:激動の49日間を乗り切った1年生の様子)。一方,本日の山梨日日新聞において,本校の「学びの保障」対策「Catch up Curriculum」が取り上げられました。(真ん中の写真)県内には数多くの小学校,しかも先進的な取組をなされている学校があまたある中で,本校の取組に注目していただけたことを,とても名誉なことと感じました。今後とも,子どもたちのために,知恵を出し合い,より良い取組を行っていきたいと思います。本日の終業式をもって,本blogも夏休みとさせていただきます。1学期間,お読みいただきまして有り難うございました。8月20日より,再開致しますので御期待ください。猛暑が予想されます。呉々も御身御自愛ください。一番下の写真は,私から皆様へのお中元。通学路脇に輝く夏向花です。
 
 

2020年7月30日木曜日

With Coronaの校外行事

昨日の修学旅行説明会に引き続き,本日は林間学校の説明会を開催しました。修学旅行の県外2泊3日とは異なり,県内1泊2日なので大丈夫,等と言うことは全くありません。それはそれは,各御家庭にとって大事なお子様をお預かりするのですから,念には念を入れなければなりません。かといって,昨日,6年生の保護者様から御発言がありましたが,リスクを0にするということは不可能であり,不安感と安全対策との折り合いを,皆でどのように付けていくかという問題に帰結しそうです。故に,日々状況が変化する中で,学校がギリギリの日まで情報収集と提案を行い,子どもたちにとってより安全で充実した校外学習を提供できるかという話である,ということになりました。「より安全で,充実した校外学習」の有り様を,常永小は最後の最後まで模索していきます。そして,今回御説明申し上げた計画を大きく変更せざるを得ない場合は,その都度,何度でも説明会を開催し,今回のように,保護者の皆様に御理解いただけるように取り組んでいく予定です。全ては,子どもたちの笑顔のために。当たり前ですが,大事にしたい理念です。
 
 
 

2020年7月29日水曜日

とてもありがたい会でした

本日,午後4時から,6年生の保護者を対象とした「修学旅行説明会」(上の写真)を開催させていただきました。東京都をはじめとして全国的に,新型コロナウイルス感染症の罹患が増えつつある中での説明会でしたので,最初はとてもおもぐるしい雰囲気でした。しかし,会が進むにつれ,多くの質問や御意見をいただき,充実した会になりました。しかも,保護者,旅行会社,学校と,立場は違えど,子どもを中心に据えた話し合いであっただけに,とても心の通う話し合いになりました。校長として感激したのは,どのご発言にも,学校,学年を信頼してくださる気持ちが根底に感じられたこと。開催してよかったと心底思える会となりました。「説明会」に先立つ午後1時50分から,1年生の授業参観を伴う「保育園・幼稚園・こども園と小学校との意見交換会」(下の写真)を開催させていただきました。こちらにも,学期末の御多用の中を14の園に御参加頂きました。全体会に続いての分科会では,卒園した個々の児童の,成長の様子について意見交換がなされ,今後の教育活動に繋がる有益な会となりました。いずれも,本校としては,とてもありがたい会でした。

2020年7月28日火曜日

いつか やがて きっと

昨日は別の仕事に追われ,blogを記すことができませんでした。そこで,今日,2本目をupしたいと思います。かつて勤めた学校に,改めて勤めさせていただく喜びを,折々に感じます。その一つに,成長した子どもの姿に接することができるという喜びがあります。朝,旗振りを兼ねて,地域に出て行きます。そこで,本校を卒業し,中学生になったかつての児童と多数で会います。どの子も,思春期まっただ中なのに,「おはようございます」と声を掛けると,それに勝るとも劣らぬはっきりとした声で,「おはようございます」と挨拶を返してくれます。そんな中に,かつてなかなか教室に入れなかったAさんがいます。えっ,もしかして,今のはAさん?Aさんの表情は,その頃とは似ても似つかぬほど輝いていました。それは,決して朝日に照らされていたからだけでは無いと思います。同じく,自転車でさっそうと駆け抜けるBさん。Bさんは小学校時代,担任の先生に何度もお迎えに来ていただいていました。そのBさんが,私を追い抜きざまに「おはようございます」と声を掛けてくれます。極めつきは,今朝の出来事。自転車に乗り,信号待ちしているCさんは,紛れもなく友達とけんかすると荒々しく暴言を吐く児童でした。そのCさんが,Cさんとはみま違うばかりに,柔和な瞳で「先生,ご無沙汰しています。●●です。」と声を掛けてくれました。私が日々接している,今はなかなか教室に入れない子も,今はなかなか登校を渋る子も,今は怒りにまかせて粗暴な言葉を発する子も,誰も彼も「いつか,やがて,きっと」,Aさん,Bさん,Cさんのようになる。そう信じて,焦らず待つことも教育には必要なのではないかと。ちなみに,「いつか やがて きっと」は,押原中学校で長らく国語の教師をしていた父が,人に求められると好んで記していた言葉でもあります。今日は,山梨県教育庁義務教育課指導主事早川優子先生が,研究指定校の指定書を届けてくださいました。

運動会開催へあの手この手 コロナ対策を模索

昨日,「運動会開催に向けてのお知らせ」と題する通知を発出させていただきました。保護者の皆様方には,御覧いただけましたでしょうか。もし,お子様が・・・という御家庭がございましたら,改めてお渡ししますので,担任宛に御連絡ください。「担任の先生にはチョット・・・」とお子様が言ったら,校長室に取りに来るように伝えてください。担任にはナイショでこっそり,お渡しします。(;^^)ヘ..。さて,四角囲みの内容は,例年の運動会とは比べものにならないほど制約が多く,驚かれた方もいらっしゃると思います。コロナ禍の運動会。児童及び参観者の感染防止を考えた上での苦肉の策。試行錯誤の結果です。是非,御理解をいただきたいと思います。そんなこんなで,じくちたる思いを抱きつつ,ネットニュースを見ていましたら,標題の「運動会開催へあの手この手 コロナ対策を模索」というタイトルをかぶせた,宮崎日日新聞の記事を発見しました。そして,山梨と宮崎。遠く離れた地だけれども,最終的に皆考えることは同じかと,密かに納得した次第です。

2020年7月22日水曜日

本来なら・・・

泊まりの人間ドックに出かけさせていただいたものですから,2日間ほど休止させていただきました。失礼しました。再び,常永小学校の内外の様子をお伝えさせていただきますので,お付き合い願います。本来ですと,本日7月22日が1学期の終業式でした。長期臨時休業の関係で,子どもたちには来週,あと5日間登校してもらうことになりますが,暑さにへこたれず,最後まで頑張ってほしいと思います。さて,昨晩7時から,本年度第1回目の学校運営協議会を開催させていただきました。本来ですと5月14日の開催予定でしたが,これまたコロナの関係で延期となっていました。今年度も,保坂正広委員長様,萩原馨副委員長様他,10名を超える方々に委員になっていただき,学校と地域の架け橋,学校の最大の応援団・アドバイザーになっていただくことになりました。初回となった昨晩は,私の方から,遅ればせながら,新型コロナウイルス感染症対策を含む学校経営の方針と現状を御説明させていただいたほか,現在進めておりますCatchupCurriculumの現状と見通しなどについて,御報告をさせていただきました。学校から御提案させていただいた案件については,全てご承認をいただきましたが,委員の方々からは,昨今の教職員の多忙化の現状と本校の取組などについて,御質問が寄せられました。(上段の写真参照)。さて,学校は,来週末の終業式に向け,全校上げてラストスパート状態です。多目的室では,教頭先生まで出動して5年生を対象とした理科の授業が行われていました(2番目の写真)。ランチルームでは5年1組が器楽演奏をしていました。4年3組には,授業のまとめとして「新聞づくり」に余念が無い女児の姿がありました(3番目の写真)。4番目の写真は5年2組小澤先生の教卓の上の様子。「付箋は,やり直しか所に張ってある」とのこと。教えて,丸付け。子どものみならず,先生方も大忙しです。

2020年7月17日金曜日

若手教員の育成

6月5日付けのblogで,名取大輝教諭が受講している初任者研修について,紹介させていただきました。このように,本県にも,経験年数によって受講対象者が特定される教員研修の他,生徒指導主任など担当する仕事によりその専門性を高める研修,自身が高めたいと思う教科指導法について研鑽を積む教科指導法の研修など,多くの研修があります。その中の一つに,「若手教員が専門的かつ継続的な指導を受けることにより,教師としての資質向上を図る」ことを目的とした,「若手教員グローアップ研修」があります。4年2組担任の山本春花教諭は,本年,その研修の対象者となり,昨日,中北教育事務所の指導員・石原敬彦先生の指導を受けました。具体的には,石原先生が山本学級を訪問し,実際に山本教諭の授業を参観。その後,授業に基づき山本教諭に具体的な指導を行うというものでした。上の写真は,電子黒板を使い,4年2組の児童に算数の授業を行う山本教諭です。もう一題。日に日に,新型コロナウイルス感染症に感染する方が多くなる中で,本日,3小学校校長と修学旅行を担当する旅行代理店の方との打合会が,西条小学校校長室で急遽開かれました。(下の写真)。7月29日の保護者説明会に向け,入念な話し合いを行っています。

2020年7月16日木曜日

あいさつ運動

今,児童会では,「昭和町あいさつ運動」に連動して,あいさつ運動を展開しています。先ずは形。人と会ったら言葉を交わす・挨拶をするという習慣化から,気持ちを込めて挨拶ができるという,挨拶の本来の姿になればいいと思います。実は,2年ぶりに常永小に戻していただき,ちょっとした変化に喜ぶことがいくつかあります。ひの一つが挨拶ができる子が多くなったということです。そもそも論として,それぞれの挨拶には意味があり(諸説あり),「おはよう」は「お早くから、ご苦労様でございます」などの略で、朝から働く人に向かって言うねぎらいの言葉であり,「こんにちは」は「今日は、ご機嫌いかがですか」などの略。お昼に初めて出会った人の体調や心境を気遣う言葉。「こんばんは」は「今晩は良い晩ですね」などの略だと言われます。このような気持ちが添えられて,挨拶が交わせるようにしたいと思います。下の写真は,本校の挨拶運動を,校門・玄関先で推進してくれている児童会本部のメンバー。次の写真は,昨日実施した,民生委員・児童委員と児童との顔合わせ式の模様。その下は,ホット一息のプレゼント。毎朝,交通指導をしてくださる萩原馨様の⛽GSを数軒先にいったお宅の入り口の花畑のスナップ。

2020年7月14日火曜日

コロナ禍の中で

昨日,13日に,5年生及び6年生の保護者宛に,林間学校,修学旅行を実施することを前提に,保護者説明会の開催通知を発出しました。その数時間後,ネットニュースに,甲府市立のすべての中学校が,修学旅行を中止するとの報道が・・・。今朝の各紙も,このことを伝えています。そんな中,本日午前中に,昭和町立の4校が一堂に会し,地教委から御指導を受けたり,協議・連絡を行う「四校会」が開かれました。林間学校・修学旅行とも,現時点では実施の方向で準備を進めることを確認しつつ,基本的な・共通した注意事項を地教委より御指導頂きました。本校では,今月末29日に6年生の保護者向けに,翌30日には5年生の保護者向けに,具体的な説明を行います。とは言え,日々状況が変化するので,最新の情報をチェックしつつ,粛々と準備を行っていきたいと思います。さて,その「四校会」で,教育委員会より,昭和町が町内の全ての小学生及び未就学児童を対象に,「感染症予防及び熱中症予防」を目的に,接触冷感・吸湿速乾素材を使用した「昭和町オリジナルマスク」を一人宛3枚(7月中に2枚,運動会前にもう1枚,計3枚)配付してくださるという夢のある話の紹介がありました。近々に,学校に届くそうなので,届き次第お配りします。全校,サイズこそ違えど,全部白色で同じデザインです。すぐに,名前を書いてください。

2020年7月10日金曜日

無事,引き渡し完了!

 引き渡し訓練への御協力,有り難うございました。災害は天候にかかわらずやってくる。また,豪雨災害が危ぶまれる場合には,当然,雨天時の引き渡しもあり得る。とはいえ,雨天の中での引き渡し訓練は,子どもたち及び保護者に難儀を掛けるので,願わくば雨が上がった中で実施したいと,内心祈っていました。そうしましたところ・・・,これは保護者の皆様が,日頃から本校に協力してくださっているのをお天道様が御覧になっており,雨雲を追いやってくださったのだと思います。今後とも,御理解と御協力をお願い致します。今回の訓練が役立つ場面が無いことを祈りつつ。  その下の,ナスの観察記録を御覧ください。ナスの絵に,吹き出しで「へたがざらざら」とか,「へたのとげ」とか,「においぶどう」「つるつる」「こいむらさき」「うすいむらさき」など,言葉で説明が加えられています。更に観察記録の下には「触った感じはすべりにくくてキュッキュキュッキュします」。「大きさは11CM5MMです」等と詳細の記述もある。目だけでなく,指先,鼻など,五感を使って観察していることが分かります。実はこれ,2年生の生活科において,齋藤優良さんが書き上げたもの。「観察博士ちゃん」ですね。

2020年7月9日木曜日

なに!キムタクが,来たんだって?

違う,違う!キムタクと言っても木村拓哉さんが学校に来たという話ではなくて,キムチ&たくあん入りチャーハン,いわゆるキムタクごはんが給食に出たという話。今日は,これに肉シュウマイ,中華風春雨サラダ,そして「もずく」と豆腐のスープという中華給食。このようなものが,日替わりで用意していただける。給食とは,なんとありがたい制度でしょう。栄養教諭の笹本先生をはじめ,関係者に感謝するところです。プライベートな話で恐縮ですが,キムタクチャーハンは好物の一つ。某セブン・何チャラというコンビニエンスストアで見かけた折には,ついつい手が出てしまいます。あぁ~お腹がpukkuri。

安全・安心の確保

ひと月前の6月8日。大阪大学附属池田小事件から19年が経ちました。学校教育に携わる者として,この事件が投げかけた現代社会の現実と課題は,決して忘れてはならないと捉えています。ちなみに,職員玄関前の鉄格子の門扉(皆さんが本校訪問時に,お使いになるインターホンのある場所)は,設計当初は無かったもので,この事件を受けて急遽作られたと,開校当時,説明を受けました。と,言うことで,開校19年目を迎える本校は,監視カメラも老朽化するという課題を抱えていました。これを受け,昭和町教育委員会ではこの度,監視カメラ及び監視モニター,レコーダーを新調すると共に,監視カメラも増設してくださいました。いずれも,セキュリティーに関わることですので,カメラの設置場所等詳細はお伝えできませんが,御紹介致します。一方,本日,通知を発出致しましたが,明日10日(金)に,雨天の予報ではありますが,引き取り訓練を予定どおり実施します。是非,御理解と御協力をお願い致します。さて,引退した旧監視カメラ,幸いにして事件がらみで活躍することはありませんでしたが,低学年児童が放課後,学校に自転車で遊びに来て,こともあろうに友達の自転車で帰っちゃった珍「事件」で活躍したことはありました。必要のない情報かとは思いますが,化粧の有無まで判断できる高感度ではありません。(;^^)ヘ..

2020年7月8日水曜日

学びの保障と現状

前年度を含めると,概ね3か月分の学習の遅れを抱えた中でスタートした令和2年度。常永小学校では,この学習の遅れを子どもたちに過度の負担をかけずに取り戻すため,3年生以上を対象に,国語・算数・理科・社会に比重を置いた独自の「Catch up Curriculum」で臨んでいます。このことについては,6月2日付け学校だより第4号「学びの保障」でお伝えしたところです。学年や,教科によって,年間計画への追いつき状況に差はありますが,徐々に本来の進度に追いつきつつあります。中でも,理科・社会においては,そもそも論として,週単位での授業時数が国語や算数に比べて少ないものですから,既に「年間計画の進度に追いついた」と言った声も聞こえています。一方,算数については,週単位あたりの授業数が,そもそも多く,それが3か月分欠けているため,まだまだ年間計画の進度には追いつきません。しかし,焦りは禁物。学習の進度が年間計画に追いつくことも重要ですが,子どもの理解を脇に置いてのCatch upでは意味がありません。当初の試算では,10月に全体として追いつけばよいと考えていたわけですから,計画通りに進めていきたいと思います。ここでは,「順調です」という報告をさせていただきます。追伸:よって,理科・社会の時間を「コンビ」の時間として,図工,音楽等に当てる場面が徐々に増えてきました。昨日は,1年生の国語の学習について触れましたが,今日の1枚は6年1組小林恵子学級の,国語の授業の様子。「私たちにできること」という提案文章を書くことを通して,構造的な文章を書く学習です。

2020年7月7日火曜日

恐るべし,子どもの力

「エ~ン,エ~ン」と子どもの泣き声が,校長室に聞こえてくる。時計を見れば,終わり間近とはいえ授業中。しかも,1年生の某教室から。担任の先生もいることだからと,最初は気にとめるつもりはなかったのですが,なかなか泣き止まぬ様子。これは,担任も難儀をしているだろうと,補助に向かうことにしました。担任に聞くと,国語の授業で教科書(上の写真)を例に,各自2文を書く学習をしていたとのこと。しかし,上手く自分の考えがまとまらず,いじけた結果とのことでした。すでに,他の児童は,別の教室での学習のため,廊下で整列を始めていたものですから,その場はひとまず私が預かり,担任は他の児童を引き連れ,次の授業に向かわせることにしました。校長先生と二人きりになった1年生。「これは,甘えていられないな」と思ったか,程なく泣き止みました。ここからが,個別指導の時間です。「何が好きなの」と問うたところ,何も答えません。ヒントをあげようかと思いたち「サッカーは?」,「鬼ごっこは?」と思いつくまま提案をしてみました。すると,自分で鉛筆を持ち,ノートに,書き方のような丁寧な文字手「ぼくのすきなものは・・・」と書いたかと思ったら,続けて何と書いたと思いますか?1年生が!!!「おべんきょうです。」だって!更に続けて理由は「じがうまくなるからです」だそうです。負けた!完全に負けました。君は,これだけのことが書ける子ども故に,迷っちゃったんだね。泣いてしまった少年の名誉のために,あえて名前は記しませんが,君は本当にすごい少年だ。保護者の皆様,是非,名前を詮索しないであげてください。5分前後の出来事です。

2020年7月6日月曜日

週明けの学校

週明けの朝。しかも,雨天。さぞや子どもたちも気が重かったと思います。中には,「帰りたい,帰りたい」を連呼する子どもも。わかるよ。何を隠そう,校長先生も・・・たかったから。ちなみに,今日の欠席者は17名でした。ネットニュースによると,今週はずっとぐずついた天気とか。九州地方の方々のことを思うと,心が痛みますが,私たちも子どもたちの安全指導をしっかりと行っていきたいと思います。本日も,下校指導で,傘をさしての横断は呉々も気を付けること,川には近づかない指導を,学級担任を通じて徹底させました。小さい子どもは,特に,傘をさしての登下校は,見通しが悪く危険です。各御家庭でも,同様の御指導をお願い致します。さて,今日は,月一度の職員会議がありました。夏休みに向けてのこと,運動会の実施の仕方など,大事な事柄が協議されました。すべてが決定したわけではないので,ここで詳細お伝えするわけにはいきませんが,American,first. ならぬ Children, first. で考えておりますので,御安心ください。ちなみに,本日,とあるところで6年生の保護者とたまたまですが言葉を交わす機会を得ました。投げかけられた話題は,修学旅行のことでした。子どもの心配は親の心配。子どもの喜びは親の喜び。私の辞書,6年生の先生方の辞書には「だいたいでいい」などと言う言葉はございませんから,こちらももうしばらくお待ちください。

2020年7月3日金曜日

授業風景2題

「見渡せば 柳桜をこきまぜて 都ぞ春の錦なりける  素性法師」。本日,訪れたとある学年の国語の教材です。何年生だと思いますか。な,なんと,4年生の教材です。ねらいは,「教科書に記されている意味を基に情景を思い浮かべられるようにする」こと。本日・週末の宿題は,暗記してくることだそうです。一瞬,「えー,これは大変」と思ったのですが・・・。次の瞬間,ふと40年近く前,小学校で教えていただいた「もみじ」という童謡に,「水の上にも織る錦」という一説があったのを思い出し,覚えるという学習は大事だなと,妙に納得をしてしまいました。4年1組望月美奈子学級の授業風景でした。ちなみに,算数は,電子黒板を使って図形の学習をしていました。下の写真の2枚目は,2年1組秋山珠穂学級の算数の授業。プロジェクターを使っての授業でした。本校のホワイトボードは,建設時に,ホワイトボードがスクリーンになるようにと,光ることを防ぐオフホワイトになっています。もう一題。6年2組辻学級の席替えの様子。私がお邪魔したときには,新しい席が決まり,新しい班も確定して,先生が学級指導をしている場面でした。そこで,辻先生曰く「新しい班を,生活しやすい班,e班にするかは自分たちの努力だ。これまでの班の人たちに感謝しつつ・・・」。子どもたちに,ものの見方,考え方を示す素晴らしい指導だと,廊下から聞いていました。「席替え」ワクワクしたものです。

子どもといえども一人の「人」

体は小さくとも,成長過程にあろうとも,子どもといえども一人の人格を備えた人。子どもを決して軽くあしらうことはあってはならない。教師を続ける中で,この考えは確信となっています。今朝,登校の見守りに出かけ,学校に戻る途中。最後の集団の更に後方を,物陰に隠れるようにしながら付いていく一人の男児に出くわしました。瞬時に,「登校班内に,何らかのトラブルがあり,集団から離れて登校しているのだな」と考えました。早速,「どうしたの?誰かにいじめられているの?校長先生が守ってあげるよ。心配しないでいいよ」と声を掛けたところ,その少年から帰ってきた言葉は・・・。「違います。・・・話が難しくなりますが,実はボク,恥ずかしがり屋なんです」と。???「どういうこと?」。「実は,今日,寝坊をして,集合時間に遅れたんです。それで,恥ずかしくて(見つからないようにしていた)」と打ち明けてくれました。5年生の少年です。なるほど・・・。深い真理。そこまでは,さすがに読み切れませんでした。しかし,5年生,11歳にして「自らの行いを恥ずかしいと感じるか」と,ある意味,感心しました。そして,ついついその男児に「恥ずかしいと思えることが立派だし,恥ずかしいという感情が持てることは,心が大人に近づいている証拠だよ」と褒めてしまいました。子どもといえども,その思いの深さに,改めて勉強をさせてもらいました。












2年生の作品

2020年7月2日木曜日

研究授業

教員社会の独特の文化だと思いますが,教員は指導の技量を高めるために,授業を他の教員に公開し,指導を仰ぐ研究授業という文化があります。販売やドライバー等では聞いたことがないので教員独特のものだと思います。子どもへの質問の仕方(発問と言います)やホワイトボードへの学習内容の記し方(板書といいます),授業の進め方,等々その内容は多岐にわたります。明日で3年3組を中心に行われていた教育実習が終了するのを踏まえ,山梨学院短大の先生方にお越し頂き,実習生による研究授業が行われました。そのついでに,学年の玄関をのぞいたら・・・。
あらあら。ちなみに,よくよく見たら,赤い靴は左右逆に履いていた形跡が・・・。些細なことですが,靴をそろえる。お家でも御指導ください。