2020年7月8日水曜日

学びの保障と現状

前年度を含めると,概ね3か月分の学習の遅れを抱えた中でスタートした令和2年度。常永小学校では,この学習の遅れを子どもたちに過度の負担をかけずに取り戻すため,3年生以上を対象に,国語・算数・理科・社会に比重を置いた独自の「Catch up Curriculum」で臨んでいます。このことについては,6月2日付け学校だより第4号「学びの保障」でお伝えしたところです。学年や,教科によって,年間計画への追いつき状況に差はありますが,徐々に本来の進度に追いつきつつあります。中でも,理科・社会においては,そもそも論として,週単位での授業時数が国語や算数に比べて少ないものですから,既に「年間計画の進度に追いついた」と言った声も聞こえています。一方,算数については,週単位あたりの授業数が,そもそも多く,それが3か月分欠けているため,まだまだ年間計画の進度には追いつきません。しかし,焦りは禁物。学習の進度が年間計画に追いつくことも重要ですが,子どもの理解を脇に置いてのCatch upでは意味がありません。当初の試算では,10月に全体として追いつけばよいと考えていたわけですから,計画通りに進めていきたいと思います。ここでは,「順調です」という報告をさせていただきます。追伸:よって,理科・社会の時間を「コンビ」の時間として,図工,音楽等に当てる場面が徐々に増えてきました。昨日は,1年生の国語の学習について触れましたが,今日の1枚は6年1組小林恵子学級の,国語の授業の様子。「私たちにできること」という提案文章を書くことを通して,構造的な文章を書く学習です。