4年生は今,社会科で,郷土の発展に尽くした人々の学習として,この地域の地方病である日本住血吸虫病の撲滅に取り組んだ,杉浦健造先生
・三郎先生親子について学習を行っています。この杉浦先生親子が開院していた病院が,西条2区にある杉浦医院であり,今はお2人の功績を
顕彰する同名の郷土資料館となっています。本日は,この杉浦医院で館長を務める出井寛先生が,貴重な資料や御自身が創った資料を多数お持
ち下さり,3つのクラスに対して各1時間ずつ授業を行って下さいました。私は社会科を専門としていますが,若かりし頃昭和町教育長の太田
充先生とこの出井先生から,社会科指導法について本当に色々なことを教えていただきました。出井先生は田富小学校校長を最後に,学校を離
れられましたが,その玄人肌の指導技術は錆びることなく,子どもたちが前のめりで話に聞き入っていました。挙げ句の果てに,子どもたちは
「セルカリア」等,今日初めて耳にした微生物名を自分のものにして質問連発(下の写真で女子2名が起立している場面)。授業後も「もっと
話を聞きたい」「聞きたい」と声をあげ,子ども達自身が満足した様子でした。今,学校に求められている,主体的,対話的で深い学びが展開
された瞬間でした。