2021年5月12日水曜日

「反省の気持ちを伝える」方法を学ぶ

本日は,下の写真の説明からさせて頂きます。1枚目は,公務センターのとある先生の机の上に置いてあったお手製の, 理科の授業に用いる教具。2枚目は,生活科の学習で行った,1年生の種まきの様子。「早く芽を出せ柿の種♪」の歌 声が聞こえてきそうです。学習指導もいよいよ,熱をおびてきました。さて,4校時の中頃,公務センター入り口の応 接コーナーから,子どもを指導する先生の低い声が。耳ををそばだてて聞いていると,どうも朝から学習に集中で きず,学習の邪魔をする1年生を,担任の先生がクラスから連れ出し叱っている様子。校長として,「担任の先生も, いよいよ自信をもって子どもを叱る信頼関係を築けてきたんだな」と,内心ほそく笑みつつじっと様子を伺っていました。 担任が,語りかけるように丁寧に子どもを指導し,子どもも反省をしている様子なのですが,どうも「ごめんなさい」の 一言が出てこない様子。ここは,おじいちゃんの出番と意を決め,当該児童をお預かりすることにしました。担任から 児童を預かり,校長室に招き入れ,ソファーに座らせるやいなや,子どもが「うぁ~ん」と泣き始めました。頭をなで てあげると急に泣き止み,「先生に叱られた理由は分かるの」と問うと,「うん!」と大きくうなずきました。「 だったら,自分が良くなかったと思ったら,友達に対してだけで無く,先生にも『ごめんなさい』と言えば済むんだよ。 ○○先生に,いえるかな?」。手を繋いで1年教室へ。つい数分前まで,身体をこわばらせていたその子どもは「先生, ごめんなさい」と素直な目で,先生に反省の気持ちを伝えていました。「反省の気持ちを伝える」方法を学ぶこと。これも 大事なお勉強です。