2021年5月9日日曜日

常永小blog【番外編】

休日に免じて,常永小の日常と離れた常永小Blog【番外編】をupすることをお許し下さい。過日,NHKの大河ドラマ『青天を衝け』に於いて,俳優の志尊淳が,外国奉行支配・杉浦愛蔵(譲)役で出演する,との報道がありました。同記事には,「杉浦愛蔵は、徳川昭武の随員としてパリ万博へ派遣される人物。そこで渋沢栄一(吉沢亮)と親交を深め、やがて家族ぐるみのつきあいをするほどの仲に。維新後は静岡へと移り、やがて明治新政府に出仕して、栄一が立ち上げた民部省改正掛の一員となり、前島密らと郵便制度の確立に努める。」とありました。実は,この杉浦愛蔵は,幕末に甲府に生まれたれっきとした甲州人。山梨大学の前身・徽典館で学びました。6年生の歴史の授業で,明治の諸改革に関連した人物として扱われる人といえば,薩摩・長州・土佐・肥後出身の人ばかりにあって,唯一,明治新政府内で活躍した甲州人なのです。そこで,私は,6年生に歴史を扱う時には,必ず,この人物を紹介してきました。記事には,志尊氏のこんなコメントが。「今、私たちの生活において必要不可欠な郵便制度の確立に努め、制度の統一、郵便局の設置などを行った1人。そんな日本近代化の礎を築いた人物の生涯をしっかりとお伝えできたらなと思っております。常に戦い挑戦していた杉浦愛蔵の想いを継承し、僕も戦いたいと思います」と。子どもたちには,是非この機会に,子どもたちの見ている山梨の山並みを同じく見ていた先人の活躍を知り,郷土への誇りと愛情を育んで欲しいと思います。乞う,御期待!ちなみに下は,私が授業で使った杉浦の写真。