2021年7月17日土曜日

「お天道様は見ていらっしゃる」

「おてんとうさまはみていらっしゃる」。両親が共働きで,明治生まれの祖母に,ある意味育てられた私は,この言葉をよく聞かされて育ち ました。本来は,「人間の悪事に対して、ほかの人間が誰も見ていなくても太陽はきちんと見ているのだから、どんな時でも悪事ははたらかぬ べきだ」と言う意味です。しかし,今日はその逆,「誰も見ていないようでも,善行は誰かがちゃんとみて,その人の良さを評価する」という 意味で用いたいと思います。昨日の朝,引き渡し訓練後の「通学路点検」に備え,私は車で,気になる交差点をめぐり,写真を撮っていました。 (詳細は,次号)その途中,学校の北西門(児童館前の門)から車を出そうとして,左右を確認していたとき,1人の六年生が,交差点を渡ろうとする 姿が目にとまりました。よくよく見ると,少年は押しボタンで信号を青に変え,進む方向が青になるのを確認して渡っていたのでした。(私の車 はハイブリッド。音はせず,少年は私がそこで車の中から見ていたことに気付いていた様子も,全くありませんでした。)誰も見ていない,全く 車の通らない交差点でしたが,少年は当然の如く押しボタンを押し,信号を青にしてから横断歩道を渡ったのでした。3組の凌久さん,人が見て いる,見ていないにかかわらず,正しい行いができる。これこそ,その人のもっている人間性だと思います。立派でした。もう1題。昨日,登校 途中で「これを拾いました」といって,これまた6年生の男児が,何と免許証を届けてくれました。少年曰く「これ,無いと困るんですよね」と。 2組の夏輝さんでした。(夏輝さんとは修学旅行の2日目,バスの座席が隣り同士(当然1席空けて…)で,旧知の仲(^^)v)。凌久さん,夏輝さん, 君たちの行いを「お天道様は見ていらっしゃり」(毛頭,私がお天道様などと申し上げるつもりはありません),あなたたちに必ずや幸運をもたらすと 私は確信をしています。今週は,地盤改良工事が行われました。屋上から望む,夏山。(八ヶ岳と茅ヶ岳)