2021年1月15日金曜日

戦場の秘密図書館

平日はニュース以外にテレビを見る時間も無く(皆様も同様かと…),そもそもあまりテレビを見ない私は,「これは」 というものは録り溜めし,時間のある時に見ています。チェックするのはEテレの番組で,世界各国の優れたドキュメンタリーを放映する 「ドキュランド選」ともう一つ,草刈正雄氏がコーディネーターを務める「美の壺」。(これらは,BSプレミアムで再放送有り。)過日,時間 を見つけて,「ドキュ選」の「戦場の秘密図書館」なるドキュメンタリーを見ました。内戦が繰り広げられている某国。圧政に反発する反政府軍 の若者が,自治区内の地下室に,砲弾を浴びて町全てが瓦礫と化した町中から書籍を見つけ出し,秘密の図書館を設けたという実話。 その,戦場の秘密図書館で宗教書から国際政治に至る幅広い分野の書籍を,むさぼるように読む若者達。その目は,スナイパーのそれではなく, 知性に飢えた学び手そのものの目。ある意味,人間の本来の姿のように思えました。そこへ突如,政府軍が落下させた樽爆弾なる砲弾が。 乱れた画像の次に映ったのはほこりだらけの若者の顔。爆弾を恐れる必要の無い564名の子ども達の前には,2万冊を超える本が用意されている。 いつの世においても,知の源泉は文字文化。その,豊かな泉に,私は子ども達を誘っているか。秘密図書館に集い,文字の世界に溺れるような 知性備えた人間を育てようとしているか。自問自答する瞬間でした。 写真は,図書館で紙芝居を読んで下さる司書の深沢公子先生と,絵本の世界に浸る2年3組の子どもたち。