2021年1月27日水曜日

子どもを育て,子どもに育てられる

本日,中休み,地震を想定した避難訓練を実施しました。子ども達には,いつ実施するかを伝えていなかったのですが,混乱無く実施することが できました。あまりにスムーズにできたため,想定していた時間よりずっと早く終了することができました。私は講評で,思わず「合格!」と叫 んでしまいました。保護者の皆様,学校が落ち着いている証拠です。嬉しい限りです。 その一方で,564名のお子様をお預かりし,22の学級があれば,細々したことは当然あります。昨日,外のトイレが「グチャグチャ」にされる という出来事がありました。トイレの中で遊び,そのままという状況です。「強者どもが,夢の跡」とでも言いましょうか。当然,誰が遊び, そのままにした?という話になります。状況から,高学年や,また低学年が遊んだという様子ではありません。明らかに中学年のなせる技といった 観でした。案の定,放課後,中学年のとあるクラスの子ども6名が,担任に連れられて校長室にやってきました。子らは,「私たちはトイレで遊ん だが,後片付けはした」の一点張り。私は子ども達を帰した後,担任に「やってしまった者を探し出すということはせず,ただし一人一人から丁寧 にお話しを聞いて下さい。他学年の子ども達の話によると,その子達との情報もあるので。叱らず,ただし諭して下さい。そして,一緒に片付けて あげて下さい。」と伝えました。本日,給食の時間。その若手教師が「校長先生,嬉しい話があります」といって,私を訪ねてきました。聞けば子 ども達が「私たちがしたことで,授業が潰れたので,皆に謝りたい」と申し出てきたとのこと。教師の思いが子ども達の心にしみ,そして子ども達 の成長を促したのだと思います。そして,その子ども達から,若手教師はまた,教育とはなんぞやということを教えられたのだと思います。下の 写真は避難訓練の様子と爆発的に学習する4-3と6-2の子ども達。