本校には,外国籍児童や日本国籍を持ちながらも日本語指導を必要とする児童を対象とした「日本語指導教室」が設置されています。本年度
は神宮寺先生をチーフに,教育指導員の星先生にもサポートに入っていただき,2人体制で指導に当たっています。指導方法は,日本語指導
教室(体育館の2階)で指導を行う「取り出し方式」と,指導者が児童の所属学級に出向き指導に当たる「入り込み方式」の2つの方法を
採っています。現在,「取り出し方式」で指導を行っている児童は6名,「入り込み方式」で指導を行っている児童は18名となっています。
昨日は,神宮司先生が「取り出し方式」で1年生を指導する授業を参観させていただきました。カードを使って日本語に触れる指導,折り紙
を使って色を覚える指導,「折り紙を折る」活動を通して,色々な言葉を覚え・理解する指導,最後はその活動で出てきた言葉を文字で書く
学習等,子どもを飽きさせず,日本語を習得する学習の一端を拝見しました。これはあくまでも1年生という発達段階と,対象児童の様子に
鑑みての学習内容となっており,当然,学年が上がったり,日本語の習得状況が更に上であったりしたならば,内容・方法共に異なってきます。
本日は,本校教育の一つの柱である「日本語指導教室」について御紹介しました。3年生のトイレに秋の花が挿してありました。秋山珠穂
先生の配慮です。