2021年11月5日金曜日

「明日来るから教えて!」

「防災しょうわ」からの一斉放送もあったので,参加なされた方もいらっしゃると思いますが,本校でも午前10時からの 緊急受信速報に合わせ,シェイクアウト訓練を行いました。防災教育の1つのテーマに「自分の身は自分で守る」があり ます。私は3年生の3つのクラスの様子を見ていましたが,先生方の御指導の下,机の下にしっかりと身を隠していました。 日頃から「その時」に備えて訓練をする。大事なことです。今日は6年1組小林学級で算数の授業を参観しました。比例 の活用を学習していました。そこはベテランの小林先生。子どものノートを瞬時に大画面に映し出し,1人の考えを皆に 共有させ,多様な考えを引き出していました。最後には,頭の中だけで算数を終わらせず,実際に測定してみるといった 活動も準備していました。教室の片隅に,「その言い方でいいかな?」,「言っていい言葉かな?」という掲示物が掲げ られていました。10月29日のBlogでも記しましたが,こういった教育「も」とても大事だと,改めて感じました。2年2組 名取学級でも算数の授業を拝見しました。そもそも算数・数学が専門の名取先生。ルーキーイヤーだった昨年とは格段に 腕をあげ,素晴らしい子どもの発言をすぐに取り上げるのではなく,「今の○○さんの意見,聞いていましたか」と,子ど もたちに返し,集団での学びに誘うなどの技も見せていました。授業の善し悪しは,校長がせずとも,子ども達が的確に 行ってくれます。先生が次時の学習の予告を行った直後,とある男児の発言。「先生,明日来るから教えて」ですって。 この男児は,すぐにでも本時の学習の続きがしたくなったのだと思います。名取先生,教材研究を熱心に行ったかいがあり ましたね。