2022年3月11日金曜日

祈りを捧げる・・・3.11

昭和町教育委員会の御指導もあり,朝から半旗を掲げました。また,大震災の発生時刻14時46分のサイレンに備え,昼の校内放送で東日本 大震災のあらましについて,子ども達に説明しました。何と言っても大地震が発生した2011年(平成23年)は,4年生の多くが生まれた年で, 本校児童の半数以上が,震災後に誕生したというのが現実です。14時46分にサイレンが鳴る理由。黙祷の意味。半旗の意味。ゆっくりと, 分かり易く説明をしました。まみえることは無かったけれど,命を失った当時の小学生に心を寄り添って欲しかったからです。そして,未だに 苦労をなされている方々が,一刻も早く幸せに近づけるようにと祈って欲しかったからです。防災昭和からアナウンスが流れると,「先生, 黙祷の時間だよ」と教師に呼びかける少年の声が校長室に届きました。子らは,黙祷という言葉,意味を,学習してくれたのでした。1年生は, 下校時刻をずらし,心を震災の地に届けました。3年生も小さな手を合わせ,祈りを届けました。防災昭和からのサイレンが,校舎内に響き 渡りましたが,逆に常永小は静寂に包まれていました。校庭の日の丸が,南風にはためいていました。その後,3年1組に視線を投げかけると 秋山珠穂先生が身振り手振りを加え,11年前の3月11日午後2時46分の様子を子らに語り継いでいる様子が,目に飛び込んできました。 命の大切さについて触れた1日でした。