2021年3月1日月曜日

真の勇気と素直な心

中休み,ある担任が校長室を訪ねてきました。聞けば,木曜日に,クラスのCDプレーヤーのアタの部分が壊れ,そのままの状態になっていたとのこと。 担任は,その状況を,意図して壊したわけでは無く,何らかの拍子で壊れたと判断。翌日の朝の会でその旨を伝えつつ,「叱らないので,名乗り 出てほしい」と伝えたとのこと。すると,その日の午後,一人の男児が名乗り出てきたとのこと。何という勇気でしょう。担任の先生が「叱らない」 と述べた,その教師の言葉を信じる素直な心。ナント素晴らしい心でしょう。担任曰く,昼休みに連れてくるので,校長先生から誉めてほし いとの依頼でした。担任と共に校長室を訪れた男児に,私が「先生が叱らない,とおっしゃった言葉を信じたのですね」と問うと,男児は 「はい」とおおきく頷きました。その上で,名乗り出た。私が常に出来るかと問われると,正直,心許ないです。なのにこの男児は真の勇気と 素直な心を既に持ってる。お金では買えない宝物。是非,大切にしてほしいです。もう一題。金曜日の夕刻7時30分から,第3回学校委員会を 開催しました。過日実施した学校評価の報告や来年度の学校方針の承認等,大切なことを御審議いただきました。その中でとある委員様から, 「学校評価の声の中に,『来年度の運動会は,今年度同様,半日にしてほしい』というものがある。そのような声が,保護者の中に多数有ると いうことも承知しているし,私も賛成している。しかし,この協議の中に,そもそも大事な児童の考えは反映されているのか。子どもの考えも 尊重しながら,議するべきではいか」という御意見をいただきました。確かに。貴重な御意見を有り難うございました。