2021年6月8日火曜日
『安全・安心』は,学校経営の1丁目1番地!
大阪教育大学附属小での痛ましい事件から20年ということで,山梨日日新聞の本日の朝刊は,関連する特集を組まれました。その中で,山日は
私の「厳重な警備は,保護者や地域住民にとっては敷居が高いと感じるだろう」とするコメントを,氏名付きで取り上げてくださいました。
このコメントには,紙面の都合(だと思いますが),私の大事な考えが記されていないので補足させていただきます。それは,今回の特集記事
のテーマである子どもを対象とした凶悪犯罪のみならず,今般の新型コロナウィルスといった感染症,はては「いじめ」に至るまで,子どもの
身の回りには,「子どもの安全・安心」を脅かす危険が数多ひそんでいて,学校はお子様をお預かりする限りにおいて,保護者に成り代わり,
それらの脅威から子ども達をお守りするするのが,「学校経営の1丁目1番地」であり,それに優先する理念は無いとする私の考えであります。
決して,「開かれた学校」の理念の下,「敷居」を低くし,Securityが脅かされることがあってはならないと,疑いなく考えています。これまでも,
そしてこれからも,子ども達の「安全と安心」を第1に学校経営を進めて参りますので,引き続き御理解と御協力をお願い致します。もう1題。
前任の文大附属小の母体・都留文科大学は,北欧諸国(特にデンマーク)の教育系大学との交換留学制度に力を入れており,その関係で文大附小
は年2回,留学生を受け入れていました。そこでの1番のリクエストは「子ども達の清掃場面を見せてほしい」というものでした。なぜか…。
日本では,清掃活動を,授業=教育活動として捉えて行っていますが,北欧諸国には,そのような考えは無く,子ども達が自分たちが使う教室を
自分たちの手で清掃という習慣が無いのだそうです。一方,今年度の本校の児童会は,この清掃活動にしっかり取り組むことを1つの目標に掲げ,
特に「集中」して清掃活動に取り組むために,おしゃべりをしない「無言清掃」の取組を推進するとか。そこで,昨日は,この「無言清掃」の取組
を啓蒙する自作のビデオを放映しました。写真は,真剣にビデオに見入る3年3組の子ども達です。