2021年6月29日火曜日

自分を押し出す力

一昨日の山日朝刊に,本校OGで押原中2年の金子さんが,聖火ランナーとして山梨市内を走ったことが,社会面で大きく取り上げられました。また, 昨夜のNHKニュースでも取り上げられていました。私が注目したのは,聖火ランナーとしてOGが走ったことではなく,金子さんが自分と真正面から 向かい合い,しっかりした自分を創るため自身を鼓舞してきたという,その生き方・考え方です。金子さんは,小学校4年生の時,自分のことを 大切に思ってくれている家族に,感謝の心と安心感を届けるため,また自分を一層成長させるため,一念発起して,運動会の応援団に立候補したの だそうです。(この時,私は教頭として一緒に居たはずなのに,この10才少女の価値ある決意に気づきませんでした。)NHKニュースには,御家族 がお撮りになった,大きな声を出す金子さんが映っていました。また,昨日は本校で,こんなことがありました。とある女児が,相手の誤解により, 不本意ながら大きく傷つく出来事がありました。私たちはとても心配をし,保健室で,心のケアをすることにしました。入れ替わり立ち替わり, 多くの職員が保健室を訪れ声かけをしました。そして,しばらくして私が女児と話をすると,女児は自分で「もう,教室に戻れる」と言い, そしてその後もしっかりと授業を受けました。中学年の女児です。教師の仕事は,確かに指導によって子どもの成長を促しますが,この2人の姿に 見受けられるように,子ども自身の「自ら成長しよう,伸びよう」という自分を押し出す力を手助けする部分も多いと,改めてこの2人から教えら れました。2枚目の写真は,4年生の体育の様子。側転も,こんなに,上手にできるようになります。昨日は,昭和町教育委員会の学校視察 がありました。