2022年2月1日火曜日

「個人情報の保護」と「情報開示」の狭間で

昨日夕刻の「あんしんメール」に,逆に不安をおぼえられた方も数多くいらっしゃったと思います。お問い合わせと間接的に御意見も頂きました。 過日のNHKのインタビューの中でもお話ししましたが,本校は約2,000人近い方々の健康が交錯する場所と捉えています。それ故,御事情も様々。保護 者様御自身が持病を抱えていらっしゃるお宅もあれば,御高齢者と同居なされているお宅も。そういったお宅は,多くのリスクを常に抱えていらっ しゃるので,コロナと御家庭との距離感を類推する情報を求められるのも理解のできるところです。その一方で,個人が特定されうる情報の開示に ついては,学校は公的機関として慎重にならざるを得ません。今回も,たった1通のメールでしたが,他の町立2小学校がこれまで発出したメール を参考に文案を作り,当該保護者に目通しをして頂き,了解を得た後に町教委にも見て頂き・・・といった手順を踏んでのものでした。何を,どこま でお伝えすべきか。100点の答えはありません。しかし,今後とも,保護者の皆様の声には,耳を傾けていきたいと思います。