2022年1月31日月曜日
立派な子ども達
昨年まで本校にお勤めだった大原千恵美先生の置き土産に,ウーパールーパーが2匹居ます。毎日,飼育委員会が餌やりをするなど,大切に
育てています。そのウーパールーパーの水槽前での光景です。6年男子が一生懸命,ほうきで何かを掃き集めています。聞けば,餌やりの時に
手が滑り,餌を大量にまいてしまったとのこと。「大丈夫ですか」と問うと,落ち着いて「かき集めて,またえさの筒に入れます」とのこと。
慌てる様子もありません。私はふと,考えてしまいました。「これぞ成長というのではないか」と。低学年の子ども達も,毎日,水槽をのぞき込
みます。しかし,もし餌をこぼすというトラブルに巻き込まれたとき,同じように教師に頼らず,適切に対処することができるのか。校長室には,
社会科教育学の大家・元文部科学省教科調査官の北俊夫先生による「人生は問題解決の連続」なる書が掲げられています。少年はそれを見事に
成し遂げたのです。卒業間近の6年3組,名取さん。成長しましたね。もう1題。とある登校班が,1列にしっかり整列して登校してきました。
そこで,その内の1人に校務センター前で出会ったものですから,「しっかり整列していて立派でしたね」と誉めたところ,私に「有り難うござ
います」と礼を述べました。3年1組の山本さんでした。給食前,4年のワークスペースで4年4組の秋山さんに出会いました。NHKの番組で
とても立派なコメントを言っていたので,これまた誉めたところ,「ソーシャルディスタンスを言い間違えたので・・・」と謙遜しました。「皆
4年生が,あんな立派なことを言ったので驚いていましたよ」と再度誉めると,秋山さんも誰に促されたわけでもないのに「有り難うございます」
と私に礼を述べました。即座に礼を言える。立派な子ども達です。私,結構,子どもを誉めるんですが,常永小の子どもはほぼ全員,礼を言えます。
たいしたものです。