2021年10月1日金曜日

アクシデントを乗り越えるたくましさ

運動会は,日頃の体育の学習の成果を発揮するだけのものでは無いと思います。それまでの過程で,心を鍛錬したり,友達と友情を深めたりと。 1年の学校生活においても1,2を争う大きな「行事」故に,色々なドラマも生まれます。そのなかの1つ。開会式で, 児童係りが,諸連絡を担当しました。所作がとても素晴らしく,発表も練習の成果が表れ,なめらかなアナウンスでした。 ところが,あるところで言葉に詰まってしまった。開会式に参加なされた方は,私と同様に,我がごとの如くハラハラした と思います。私は教師として,原稿を持たせるなど,セーフティーネットが不十分であったことを悔いると共に,12才の 少女にとても過酷な場面に立たせたことで,ひどく心が痛みました。とても長い時間が流れたように感じました。 ところが,突如,続きを語り始めました。女児の心中,パニックたるや想像を超えるものがものがあったと思います。 手を差し伸べて上げることのできなかった教師集団を恥じると共に,それ以上に自らの力で・精神力でその場面を乗り越えた 女児のたくましさを,心から賞賛したいと思いました。御参会の皆様方も,同様にお感じになったと思います。ゆきなさん。 本当に立派でした。そして,きっと,これからの人生においてどんなことがあっても,ゆきなさんなら乗り越えていける。 私はそのように感じました。